クレジットカード発行は「陸マイラー」にとっては必須の案件です。
しかし、クレジットカードは幾つか理解して気を付けておかないといけない案件でもあります。
今回は、理解して意識していかなければならない「審査」、「クレジットヒストリー(クレヒス)」、「多重申し込み」について、何も知らいない学生でもわかるように解説します。
※陸マイラーが分からない人は以下の記事をチェックしてください

クレジットカードとはー仕組みを理解
クレジットカードとは、後払いで買物の支払いができるカードのことで、店頭での支払い、ネット通販、公共料金に加え、税金の支払いなど幅広く利用できます。
手持ちに現金がなくても支払いが出来ますし、優待特典や海外旅行保険が付帯されているクレジットカードもたくさんあり、現金で支払いをするよりも得をするケースが多いです。
後払いで支払いをするカードなので、後日金融機関の口座からカードで利用した金額が回収されます。
後払いをするということは、信用が大切です。
なので、クレジットカードを発行する際にクレジットカード会社は「審査」を行い、しっかりと建て替えた分の支払い能力が登録申込者にあるのか確認しています。
審査では、年収や勤め先、持ち家か借家か、ローンはあるか(学生だと親の収入なども)などがチェックされますが、一番重点的に見られるのは「クレジットヒストリー(クレヒス)」です。
クレジットヒストリ(クレヒス)とはー
「クレジットヒストリー(以下クレヒス)」とは日本語に直訳すると「信用の歴史」で、信用情報機関に記録されているクレジットカードの利用履歴のことです。
毎月定期的に利用して、延滞も無ければ良い履歴ですし、逆に、延滞ばかりでは悪い履歴になります。クレジットカード発行の際の「審査」ではこの利用履歴で申込者に支払い能力があるかチェックされます。
信用情報機関には、ローンやクレジットカードの利用状況、返済履歴などが記録されています。
クレジットやローン、携帯電話分割購入の申し込み時や契約が成立したときに、その情報が登録され、信用情報として蓄積されます。国内だと以下の3つの信用機関に信用情報が登録、蓄積されています。
・株式会社シー・アイ・シー(CIC)
・株式会社日本信用情報機構(JICC)
・全国銀行個人信用情報センター(JBA・KSC)
これら機関には永久的に信用情報が残るわけではなく、一定期間経てばその情報は消去されます。
例えば、クレジットやローンの支払いを延滞したときの延滞情報や自己破産などの債務整理情報は5年間残ります。一度悪い履歴を残してしまうと5年間はクレジットカードの審査が通りにくくなってしまいます。
また、申し込み情報は6か月間残ります。
信用機関には、クレジットカードの情報だけではなく、ローンや携帯電話の分割購入等の利用も掲載されますが、デビットカードやプリペイドカード、電子マネー等は掲載されません。
支払いをしていなかったり、延滞を繰り返していると、勿論その情報も信用機関に登録されます。
企業により期間は様々ですが数か月支払いがされていない状態になると所謂「ブラック」という状態になってしまい、クレジットカード発行が厳しくなってしまいます。カード会社から催促を受けることになり、最悪の場合裁判にまで発展するケースもあるようです。
逆に「スーパーホワイト」と言われる状態もあります。
これは、情報信用機関に何も情報が登録されていない状態のことです。30代より上の人がこの状態であると、過去に何か問題を起こしているから信用情報がないのではないかと思われてしまうケースが多いようです。
しかし、20代や学生の方はスーパーホワイトでも何も問題ないので気にしなくて大丈夫です。
知らないうちに自分が延滞してしまっていないか不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、クレジットカードを発行したときに登録した金融機関の口座から自動的にカード利用料金が引き落とされるため、引き落とし日に口座残金が不足しない限りは延滞することなく自動的に支払うことが可能です。

支払い時に登録口座の残高が不足しないように気をつけましょう!
多重申し込みとはー
多重申し込みとは、短期間の間にクレジットカードなどの金融商品を過剰に申し込むことです。
過剰に申し込んでしまうとそれだけ審査に通りにくくなってしまい、審査に一度通らないと半年間は審査に通りにくくなってしまいます。その理由を述べていきます。
前の章で解説したようにクレジットカードなどに申し込むと信用情報機関に申し込みした情報が登録されます。
そして、あまりにたくさんのカードを申し込んでしまうと「入会特典が目的なのでは」、「過剰に利用して自己破産するのでは」などと信用情報を見たカード会社に思われてしまうわけです。
損失が出るリスクが高いと判断されると、審査落ちの可能性が高まってしまいます。
カード会社は申込者が他のカードの審査を通過したかどうかも確認することが出来ます。
ここで過去に審査で落ちた情報が残っているとその時に他社が何かしらの問題を抱えていると判断したとカード会社が判断し、審査にまた落とされてしまう可能性が高いです。

陸マイラー活動をするときには、クレヒスを意識して審査に引っかからないように気を付けることが大切です。
実際、どう意識すればいいのか次で説明します。
陸マイラーがクレジット案件で稼ぐコツと注意点
では、実際に何を意識してクレジット案件をこなしていけばいいのか説明していきます。前提として持っておきたい考え方は、「決して審査に落ちることなく、可能な限り多くクレジットカードを発行する」です。それでは、そのための方法を見ていきます。
1.延滞は絶対にしない
基本的ですが、これは絶対にしていはいけません。
してしまった場合、遅延した情報が5年間も残ってしまうため、陸マイラー活動で、クレジットカードによるポイント、マイルの獲得が出来なくなってしまいます。
毎月の支払いを残高が十分にある銀行口座からの引き落としに設定・登録しておくのがいいです。
2.審査に通るカードを選択する
審査に一度落ちてしまうとその情報は半年間、信用情報機関に残ってしまい、その期間は新たなカード発行が難しくなってしまいます。
なので、審査に通ることが出来そうなカードを選択しましょう。
楽天カードやエポスカードなどはクレヒスに問題がない限り大丈夫なことが多いようですが、学生がゴールドカードなどを申し込んでも審査に通る可能性は低いです。「~カード 審査」と検索すると審査の厳しさや申し込みの条件を知ることが出来るので、発行前に調べて審査にしっかりと通りそうか確認しましょう。
3.クレジット発行のペースをしっかりと守る
先ほど述べた、多重申し込みに気を付けるということです。
信用情報機関には、申し込み情報が半年間残るので、半年間で何枚カードを発行するか、を意識しましょう。
このペースについてはカードや個人個人の状況によって様々です。半年で10数枚発行することが出来たブロガーさんがいらっしゃる一方で、半年で3枚以上は危険であると言っているブロガーさんもいらっしゃいます。自分の場合は、半年間で5枚発行しましたが、大丈夫宇でした。カードによっても多重申し込みの厳しさが異なるようなので調べてみましょう。
自分は、半年間で4~5枚のペースを続けようと考えています。
4.発行したカードは全てある程度定期的に使用する
これはクレヒスにしっかりと「毎月しっかりと支払いをする人」であるという信用情報を作るためです。
信用情報を高めておくことで、次のカード発行時に審査に通りやすくなります。
また、発行したカードは半年間は継続して持ち続けるのがいいでしょう。
5.審査に落ちたら半年は我慢する
もしクレジットカードの審査に一度落ちてしまったらその情報は半年間残り、その期間は新しいカードの発行がとても厳しいです。
半年間待ちきれずに新しカードを申し込んでしまいまた審査に落ちた場合、さらにそこから半年間待たなければなりません。もし審査に落ちてしまったら、半年間は絶対に我慢して、カード発行は控えましょう。何より審査に落ちないように気をつけましょう。

まとめ
以上書いたように、陸マイラーにとってクレジット案件は必須ですが、幾つか知っていなければいけないこと、意識を向けなければいけないことはあります。
クレジット案件に関しては、しっかりと計画・ルールを経て、それをしっかりと守るようにしましょう。

しっかりとルールを決めて、守って、たくさんマイルをGetしましょう!